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フルリモートとの付き合い方

今回の相談者の方は転職をし、新しい職場で働き始めてから、人生初のフルリモートを体験されたそうです。フルリモートってあれですよね、完全に出社をしないで、自宅のオンライン環境で全ての業務を過ごす感じですよね。

それで、そのフルリモートの働き方を2週間やったぐらいで、相手の顔や状況が見えないことに恐怖を覚えてしまったり、発言ひとつ、Enterキーひとつに心拍数が上がってしまうそう。転職したてとか、新しい職場の空気感もわからない状況があると思うから、この緊張感の感じはすごくリアルに伝わってきました。

相談者曰く、部屋に一人なのに日々緊張。その一方で、勝手がわからない仕事を「待つしかない」場面も多く、突然オンライン会議の中で振られた自己紹介がうまくできなかったことを一週間引きずってしまったり、ネガティブなことばかり考えてしまうそうです。人にどう見られているかも気になってしまうこともあるそう。

この(フルリモートの)働き方において、今後もさらに心の負担が大きくなりそうで、このような状況との上手い付き合い方に対して何かアドバイスを頂けたら、とのことでした。

今回のお手紙から取り上げたいのが「フルリモートとの付き合い方」の話なのです。

まずはですね、本当にお疲れ様でした。

この「フルリモートのストレス」って、この相談者さんだけの話ではない気がします。

というのは、僕の周りの知人の中でも何人か、ここ数年間であった「フルリモートの働き方」で、けっこう精神的に参っちゃった人も実際にけっこういるからなんです。

フルリモートで参ってしまった知人の特徴は、別に普段はそこまで人懐っこくないというとか、寡黙に仕事もしていくようなところもあったりするから、「フルリモート?ラッキー」と最初は思ったらしいのです。

でも、実際にその働き方が始まってみると、「あれ、なんか調子が出ない」という状態から、「なんで頑張っているのかわからなくなっちゃった」とか、段々と参ってしまった状態も多くあったりされていました。

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