身近にいる教祖
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身近にいる教祖

すごい昔の話になるのですが、僕がまだ占いを勉強し始める前の頃、占い情報にすごく詳しい人がいたのです。「あ、あなただったら○○先生のところに行った方が良いよ」とか「あー、そう言われた?確かに、あなたとあの先生は相性が悪いかもね」みたいな感じで、周りにいる人からすごく頼られてもいました。

ただ、それから何年か経った後に、その人は「占い界」へのアクセスを全部断ったのです。話を聞く機会があったので聞いてみたのですが、その人は10代の頃から悩み事や考え事、自分の進路に関係することなどは全部信頼する占い師に話していたそうなのです。

友達に自分の相談をして変な噂をばらまかれたくなかったし、何より、自分の悩みやモヤモヤしたものを友人、家族、恋人など、そういう「表の世界」に持ち込まないで、お金を払って的確な情報をくれる占い師に月1ぐらいで話を聞けば、自らがcleanでいられる。いわゆる、自分専属のプロのコンサルタントを雇うみたいな感覚で、占い師と話す機会を得ていたそう。

では、なぜその相談を辞めたか。

その人が言った言葉は、

「希望よりも不安の方が大きくなってしまったから」

でした。

つまり、占いによって先の情報、恋人に対してどういう返事の仕方をしたら良いか、そして、転職をするならA社が良いか、B社が良いか。そういう、普通の人ならわからない世界がどんどん自分の目の前に展開されていったときに、その人の場合は「もういいや」となったそうなのです。つまり、楽しみにしていた漫画や小説の最後を先に読んでしまう気分になったと。

もちろん、これは「占い師」という立場から見ても、すごくデリケートな問題なのです。正直、対応の仕方に個人差が出てくると思う。僕の場合は「専属コンサルタント」的なものを求められても断ってきたし、月一でお客さんが来て下さることも明確に嫌がり、断りました。 飽きちゃうんです。こっちが。「転ばぬ先の杖」のように使われることも大事かも知れないけど、その人との関係がどんどん依存関係になっていっちゃうから。

あと、これは有料のnoteの記事だから書くことだけど

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占い師、作家。早稲田大学大学院政治学研究科修了。2014年から『VOGUE GIRL』で週刊・上半期・下半期の『しいたけ占い』を連載中。近著に『しいたけ.の小さな開運BOOK』『みんなのしいたけ.相談室』など。お仕事の依頼は下のほうにある専用フォームからお願いします。