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手に職あるから大丈夫だねと言わないで

今回の相談者の方は転職を何回かされているみたいなのですが、転職をする度に必ず言われる言葉があるそうなのです。

それは、「手に職持ってるならここ辞めたとしてもやっていけるね!」というような内容の言葉です。

確かに専門職につける技術は持っているけど、その会社に貢献しようとやる気に満ちているのに、入社初日でなぜ「辞める話」をされなければいけないのか。それに対して、すごく萎えるそうなのです。これは萎えますね。笑

勝手に自分という人間を想像されてて、それを押し付けられる度にムカついて、でも、それだとキリがないから自分なりに直そうとしたり。どうにかする方法はありますか?というご相談でした。

今回のお手紙から取り上げたいのが「手に職あるから大丈夫だねと言わないで」の話なのです。

いきなり汚い言葉を使って申し訳ないのですが、なんかこう、世の中には「初日にう〇こを飛ばしてくるコミュニケーション」があるじゃないですか。

こちらに何の悪意もなくて、そして、この相談者の方のように「今日からここに貢献するために頑張るぞ」と思っていても、「ここはお前が今までいたところより甘くないんだよ(あなた誰!?私がいたところわかるの!?超能力者!?)」とか言われたり。初日とか、そういうところで「はい、う〇こつけといたよ」ってつけてくる。そういう、心のう〇こってけっこう家に帰ってからも、モヤモヤという形で残りますよね。「はぁ、なんであんなこと言うんだろう」って。

もう汚い言葉を使うのはやめますが、言うまでもなく、それって「何かのモヤモヤを、目をつけた相手にべったりつけていくためのコミュニケーション」ですよね。

つまり、それが目的で、内容としてはやっぱり嫉妬であったり、「自分が他の可能性に行こうとしない腹いせ」をぶっこんできているんだと思います。なんかほら、「あー、君は東大生なのか」という腹いせとかも絶対あるでしょうしね。「学校で学んできたことと、社会に出て通用する能力は違うよね」とか、まだ初日なのに言ってきたり。いや、あなたは誰ですか?って。(笑) 不思議と、社会でまぁまぁ通用する能力を持っている人は、そんな品のない言葉を相手にはわざわざ伝えない。

これはでも、大げさな話じゃなくて、今この時代のひとつの大きな特徴だと思うのです。

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