低空飛行でも良いんじゃないかという時

最近お仕事でいわゆる「令和」についてのインタビューを受けることが多くて、もちろんその時代性については思うことも色々あるのですが、違う側面でちょっと心配だと思うことがひとつあるのです。

日本ってけっこう不思議で、1年の中でスタートが2つあるでしょう?

ひとつは新年明けのお正月です。「新しい年が始まったから今年は頑張ろう」というもの。

そして、もう一つは新学期や新生活が始まる4月ですね。この時期も、社会の中に一種の緊張感が走ります。

それで、この2つのスタートの後に、やっと中だるみができる時期が、僕は5月だと考えているのです。もちろん、中だるみとか、深刻な5月病になってしまうとつらいものがあるけど、1月と4月のスタートの緊張感を排して「まぁ、色々ゆっくりやっていこう」と気を抜くことができるのが通年の5月だったわけです。

でも、今年って特殊な事情があって、新しい時代が始まったでしょう?

それ自体はすごくめでたいことですし、心機一転で何かをやっていくのはすごく良いと思うのですが、僕としては1年に3回、しかも短期間に「新スタート」がやってきてしまったことによって、まぁまぁ多くの人が「緊張感が続いて中だるみができないんじゃないか」という方が少し心配なのです。

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