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承認欲求を軽く扱ってはいけない

今回の相談者の方の「悩み」が生まれた場所は、ゲームの世界の中でのコミュニティなり、コミュニケーションの現場みたいなのです。

説明すると、この相談者の方はゲーム内での大きなコミュニティに所属し、毎日ボイスチャットをしながら楽しく遊んでいるそう。ただ、そこにはすごく個性的な人たちがたくさんいて、自分の言葉がときどき掻き消えてしまう感覚を覚えてしまう。

率直にいえば寂しくてストレスを感じてしまうみたいです。ここまでですごく「面白い」と言ったら誤解を招いてしまうかも知れないけど、そうですよね。ゲームの世界の中でも、複数人でボイスチャットをやったりしていると、「盛り上がる人」と「盛り上がる発言」みたいなものがあって、そこにハマらなかった時に、自分の発言が遠く、川に流れていくみたいにかき消されていくのって、けっこうストレスですよね。

そして、この相談者の方はボイスチャットで、ちゃんと反応してくれないとか、「自分が中心にいないと気が済まない」という感覚が、特にこのコミュニティにいると強く出てしまうそう。どうやったら自分の承認欲求を押さえられるのでしょうか?というお手紙でした。

今回のお手紙から取り上げたいのが「承認欲求を軽く扱ってはいけない」の話なのです。

この「承認欲求」の話は決して軽くはない話だと僕は考えています。「そんなのさ、気の持ちよう」とか「気にしちゃダメだよ」みたいな、そういう“その場しのぎの正論”はいくらでも言うことができる。

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