推し活がしんどくなってきた
今回のお手紙は少し切り口が違ったもので、とても面白かったです。
この相談者の方は俳優の方や二次元までも含めて、さまざまな界隈の「推し」がいるそうです。いわゆる、推し活を中心に生きてきたと。その推し活の生き方自体はとても楽しく日々充実感があるそうなのですが、ここから先がすごく面白くて、色々な「推しの数字」を気にし過ぎてしまうそうなのです。
具体的には推しのSNSのフォロワー数、コメント数、拡散・いいね数、再生数、グッズの購買人気など。「私一人が執着したところで意味がないのに」とわかってはいけるけど、まるで自分のことのように一喜一憂しすぎてしまう。しまいには、この数字のことでメンタルが少しずつ削られ、ここ数日特に胸が苦しく憂鬱になってしまい、今回相談する運びになったと。執着心のようなものから少しでも抜け出して、純粋に推しが大好き!頑張れ!のスタンスで生きるにはどうしたら良いでしょうか?という相談でした。
今回のお手紙から取り上げたいのが「推し活がしんどくなってきた」の話なのです。
この推し活の話は、ハッキリ言ってもう誰にでも近くにある「沼」の話なような気がします。
「推し」って、どの家族、どの親友、どの恋人なんかよりも、長い時間を一緒に過ごす相手になったりするわけじゃないですか。知り合いの方に、あるアイドルをずっと追いかけている人がいます。もうですね、その人が喋っている「推し」の台詞って、完全にマネージャー目線なんですよ。「あー、今度の舞台は○○さんとご一緒か。あの頃も一緒に舞台にやって、あの人はすごくよく推しちゃんのことを引き上げてくれるからね。楽しみ」とか、なんていうか、そういう「制作人の一員」としての意見になってる。笑 普通、ファンなら「あー、今度の久しぶりの舞台は楽しみだなぁ」で終わるけど、すごくやっぱり「推し」の世界は奥が深いんだなと思いました。
それで、この相談者の方は「推しのSNSのフォロワー数、コメント数、拡散・いいね数、再生数、グッズの購買人気など」が気になってしまうと。もうこれもファンとしてのレベルが深くて、「運営側」とか「運命共同体側」にいってますもんね。これから新たに推し活を始めるわけではなくて、もう「運命共同体」の推しがいるってことですもんね。
これは難しいです。
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