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話すことが好きなのに、人を避けるようになってしまった

今回の相談は少しこのコロナという時世を反映していると感じました。この相談者の方は人と話すことが好きなのだそうです。話すことで自分の気持ちの整理ができたり、ストレスが解消したりするところがある。ただ一方で、最近は「話した相手にストレスを与えてることも多いのではないか」と思うようになって、いまは人と関わりすぎることを避けるようにもなったそうです。ちょっと聞いてもらいたくてお手紙を書いてきて下さったそうです。

今回のお手紙から取り上げたいのが「話すことが好きなのに、人を避けるようになってしまった」の話なのです。

すごく根本的な話から始めたいのですが、「人と関わること」にはすごく難しい面もあるのだと、僕は常々感じています。というのは、たとえば「自分から関わりたい人」って、その人のことを好きな場合もあるし、「もっとこちらのことを知ってもらいたい」欲なんかも出てくる。そういう、「欲」が出てしまった人間関係は普通にあるけど、そうなってくると、「気軽に会う友達」以上に、その人との距離感が難しくなってしまうじゃないですか。特に、このコロナの期間において、「人との距離感がつかみにくくなってしまった」とか「人と会うのが疲れてしまう」とか「仲が良かったはずなんだけど、こちらから話しかけるのが億劫になってしまっている」みたいな悩みはかなり増えていると思います。

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