2019年初コラム。「直感のススメ」
明けましておめでとうございます。2019年になりました。本年もよろしくお願いいたします。
さて、このコラムでは何を書こうかと思ったのですが、年始から使える「直感」の使い方についてお話したいのです。
僕自身が持っているモットーに「タダならバンバン使え」というのがありまして、直感って、なんと、タダなのです。
そんな素敵な直感についてあんまりまとめて書いたことが無かったと思いまして、今回の年始の挨拶を含めて、書きたいです。
直感って、僕は「スーパーの陳列棚の中から、リコピンを含んだトマトを見つける力」だと思っています。
すごくおおざっぱに言ってしまうのですが、健康な人、幸せな人、みんなと同じ条件の中で、宝物を引き当てる力を持っている人って、「あ、これだ!」と何か光るものを感知する力を持っています。
だから、よく「休みの日に何をしているんですか?」とか「好きな食べ物は何ですか?」って、会って間もない人に質問するのって~僕はずっとこの質問に答えるのが面倒くさかった人間なのですが~、あれって多分「その人の精神衛生状態を(無意識に)尋ねる」性質もあるのだと思います。
別に「好きな食べ物なんですか?」と聞いた時に「フォアグラです」と答えるのが正解なんじゃなくて「僕はですね、なんか、〇〇のハンバーグすごく好きなんですよ。ごめんなさい、子どもみたいで」とか、そういうことを「子どものような無邪気な顔で好きな食べ物を言える人」って、なんとなく幸福獲得能力が高そうなのです。
話を戻して、直感って「スーパーの陳列棚の中から、リコピンを含んだトマトを見つける力」だとお伝えしたのですが、僕がお会いしてきた「直感重視で生きている人」のほとんどって
「私にとって必要な人やモノ」
がなんとなくわかる人だったのです。
では、人が直感能力を磨くためには何をしたら良いか。ちょっとお茶を飲んで下さいね。年始から使える直感能力の磨き方をお伝えします。
1.ひとりでお外に出る
(仲の良いふたりとかだと、会話が発生しちゃうからダメです)
2.「良い天気だなぁ」と言う
(これは必須。曇りでも、雨でも。空を見上げて「良い天気だなぁ」とか「良い日だなぁ」と言って、気持ちをほがらかに、もっと言うとニュートラルにするため
※ リラックスするために、この段階で「いやぁ、色々やってきた。お疲れ様、私」と自分をねぎらうのもありです
3.「2019年になったか」とだけつぶやく
4.その後は無理に言葉や答えを出そうとしないで、黙って歩きながら風景とか景色を見続ける。その「ぼーっ」とした時間の中で、自分の気持ちとか心の琴線に「ちょろっ」と触れるものや、何か思い出すものが、自分にとって「2019年に大切にしていきたいもの回答」になる
はい。以上です。
ここで注意しなければいけないのが、頭が良い人ほど「はやく」回答を得ようとします。でも、それだと「頭で考えた答え」とか「自分が見たいと思ったものをひねり出そう」とするからあんまり良くないのです。
経営者の方とか、新幹線の移動中に車窓の景色を見ていて、そのぼーっとした時間の中で良いアイデアを思いついたりとか、直感を産み出すためには「ぼーっとする力」が必須なのです。
ぼーっとした時に、「2019年かぁ」と言った後、しばらく歩いた後に何が目に留まるか。何を心に映し出すか。
僕はさっき外に出てきたのですが、その時に「2019年かぁ」と言って心に描かれたのが出る直前まで見ていた、「今夜くらべてみました」の正月スペシャルで福岡でうなぎ食ってた指原莉乃さんなのです。
なんか、あの方ってすごいじゃないですか。卒業を決められて、でも、すごく人想いで。
リラックスしてうなぎを食べて、お金の話とかをするロケだったんだけど、「何かを背負ってきた人のすごさ」みたいなものを感じて、妙にそれが心の風景に残りました。
だから、多分、僕自身が「あー、すごいこの人カッコイイな」と思うことによって、2019年って、「背負うこと」を誇りにしなきゃいけないんだろうなとか、そういうことを直感って教えてくれたりします。
是非試してみて下さい。
なお、この直感の遊びって「周りの人に良い報告をするため」にやるものじゃないです。
全部、自分自身のために答えを出すこと。
だから「金色の門松が目につきました!」とか、そういう豪華な回答を特にしなくても良いです。別にそれでも良いのですが。
では、今年もよろしくお願いいたします。
しいたけ.