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自分との対話への折り合い

今回の相談者の方は「振り返り」が苦手なのだそうです。大学生で、現在は就職活動中らしいのですが、大学の授業などでも「振り返り」を書かなければいけないのがとても苦手なのだそう。

その「振り返りが苦手」について、ご本人の方からも分析をしていて、他人に見せなければいけないから苦手なのか、でも、自分自身でも「振り返り」のメモなんかをしようにも、次の日以降ではないと建設的な内容が浮かばないみたいです。「しいたけ.さんも最近ものすごくハイペースに活動されているため(そう言って頂いてありがとうございます)、締め切りと自分との対話にどのようにピリオドを打っているのか、教えて頂けると幸いです」とのことでした。

今回のお手紙から取り上げたいのが「自分との対話への折り合い」の話なのです。

このお手紙、すごく面白かったです。なんていうか、世の中には色々な悩みがあって、もちろん、その悩みによって「とても苦しい思い」をしている人も多いと思うんですよ。でも、この相談者の方がおっしゃった「振り返りが苦手」とか、そういうのって、「悩み」というよりか、ちょっと「その人にしか持ちえない個性」に近いじゃないですか。

「その人にしかない個性みたいな悩み」について、僕は個人的にすごく興味があります。自分のことを振り返ってみると、僕は「人と話すのが苦手」みたいな「個性としての悩み」があるのかも知れないと思いました。1対1で話すのは比較的好きなんですけど、たとえば大人数で話をすると、話題がコロコロ変わるじゃないですか。「あの映画観た?私はこう思った。もう続編は観なくて良いかな。あ、それでさ、金曜日にあのお店行ったんだけど」とか、そうなった場合に、「あの映画についてもう少し考えさせてくれ」と僕は思ってしまうのです。

ちょっと話が脇道に逸れましたね。では、この相談者の方の話に戻すと、就活の時って、自分を売り込まなきゃいけない。そして、自分を分析しなければいけない。

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