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他人と仲良くなりきれない

今回の相談者の方は、昔から人と交流する上で一線を越えることができず、どうしても仲良くなることができないそうです。

他人との仲や親交を表す言葉として「一線を越える」という表現が、個人的には見事だと思ってしまいました。ありますよね、誰かとの仲で「一線を越えられない」みたいなこと。消化不良感というか。

それで、この方は他人のことが苦手とか嫌いとかではなく、むしろ、どんな人でも好きだそうです。

でも、自分の中に「越えられない何か」がいつもいて、本当に仲良しな人間関係を築けている実感がないそうです。ふむふむ。

先日、この方は長く勤めていた職場を辞めることになったそうですが、「あなたとは結局最後まで仲良くなれなかったなあ…」とか「うぇ〜い!(ハイタッチ)みたいなことするような間柄になりたかったんだけどなあ…」と言われて、心に突き刺さったそうです。

他人ともっと気楽に関わりたいのだけど、何か方法があったりしたらよろしくお願いします、だそうです。

今回のお手紙から取り上げたいのが「他人と仲良くなりきれない」の話なのです。

これはですね、「わかるなー」と言ってしまったお手紙でした。

僕は今、年齢が40代なのですが、「人と仲良くなるって、なんだろう?」と今だに考えます。

誰かと友達になる。親友になる。かけがえのない人になる。親密な関係になる。そういうのって、どういうことなんでしょうかね。

・毎晩連絡を取り合う相手なのか
・連絡を取るのに気をつかわなくて、くだらないことも報告できる相手なのか
・他の人の前では打ち明けられない話を、打ち明けられるのか
・たまに会って、喫茶店などで4時間ぐらい話しちゃう相手なのか
・お互いの顔は知らないけど、ネットゲームで色々なことを話し合っちゃう人なのか

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