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これさえなければ幸せなのに

これは自分の実感としてかなり強くあるのですが、人生の中で、「どうしても埋まらない穴」ってあったりしませんか?

たとえば、自分が手掛けていることが5個あって、4個まではすごく上手くいっている。恵まれていると思う。でも、なんらかの形で「残りの1個の埋まらない穴」がある感じで。

「仕事とか、友人関係も、すごく自分なりに努力をしたことがあって恵まれていると思う。でも、家庭問題に関しては昔から解決の糸口がなくて、落ち込んでしまっている」

みたいなこと。これって、多くの人、場合によってはすべての人がなんらかの形で「人前では喋らない。でも、けっこう自分の中で影を落とす話」というものを抱えていたりする。

これはけっこう「全員」にあることなんじゃないかと思っていて、頑張って何かを手に入れる。「自分にもやっと運が巡ってきた」と感じている影で、また何か問題が発生したとか。

こういうケースもあって、家族とか、親密なグループみたいなものがあって、「この人の問題は解決されたと思ったら、今度はこっちの人同士の関係性に問題が発生した」とか。何か自分の周りに大きな「輪」とか「グループ」みたいなものがあって、問題を順番に渡し合いっこしているみたいな感覚。

これって、不謹慎かも知れないけど、占い師としてはすごく面白かったりするのです。

というのは、生年月日で占う占いで、東洋の占いもそうだし、西洋の占いでもそうなのですが、必ず「父とか母」とか「兄弟」とか「姉妹」という項目があるのです。占いって、「その人個人」を見るだけじゃなくて、関係性とか「この人の周囲のグループは、どういう色合いがあって、どういう強さを持っているか」みたいなことを見る項目がある。それこそ、東洋の占いでは「この人は良いものを持っているけど、なかなか親を表すゾーンがかなり独創的で強い。あまりにも近くで仲良くすると、この親の個性に引っ張られてやられてしまう」とか、「その個性の害が出やすいのはこの年齢からこの年齢まで」とか、そういうことも見たりする。

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