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傷つきそうになると、自分の気持ちに蓋をしてしまう

今回のお手紙は最初に、「好きな人に気持ちを伝えることができず、もう何年も過ごしてきてしまいました」と書いてありました。

この相談者の方は「好意を持っている相手」とのやり取りの中で、「この人は自分には特別な好意を持っているわけではない」と認識してしまった出来事があったそうで、以来、その人に会うことを避けてきてしまったそうです。つらかったですね。

それで、相談者の方は、過去を振り返ってみても、悲しい気持ちや、傷ついたり、嫌な気分になる局面があると、「自分が感じた気持ちを相手に伝えることをせずに、人を避けてしまう」ことが、多かったようなのです。

自分のそういう部分は許せないし、大嫌いとも感じてしまうそうですが、どうしても素直に言えなかったりする。色々と悩んでしまったりするのですが、最近は「少し前に踏み出すことはできないか」と考えることがあるみたいです。

お手紙の最後には、「もういい大人ですが、変わることはできるのでしょうか」と書かれていました。

それでは、今回のお手紙から取り上げたいのが「傷つきそうになると、自分の気持ちに蓋をしてしまう」の話なのです。

今回、このお手紙を頂いた時に、自分が特別な好意を抱いた相手から、「その好意にはお応えができない」とされた時のダメージについて、改めて、「すごくキツいよな」と感じてしまいました。

誰かとのやり取りの中で、段々と仲良くなったりして、好意を持って、その好意をそれとなく伝える。でも、はぐらかされたり、あとは、「気持ちはありがたいけど、それに対して応えることはできない」などと返されたりする。それは「しょうがないこと」ではあるのかも知れないけど、すごくキツいですよね。

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