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一生頭が上がらない人がいるということ

皆さんには「もう会いたくても会えない人」はいるでしょうか。

こういうことを書くと、主に恋愛面などの「昔好きになった人」について思い浮かべられることが多くなるかも知れませんが、恩人というケースも多いです。

「きちんとしたお礼を言えないまま音信不通になってしまった」とか「連絡先がわからなくなってしまった」とか、きっと、そういう思い出がある人ってけっこう皆さんにも何人かいらっしゃると思うのです。

自分自身のこれまでの人生を振り返っても「綺麗に別れられる関係」って、そんなに多くないなと改めて考えました。卒業とか転勤とか、そういう節目があった以外でも、「以前気が合っていた人と自然とお互いに連絡を取り合わなくなった」とか、「嫌いになったわけじゃないし、連絡を取ろうと思えば取れるけど、なんとなくこのままでもいいや」と考えていく関係って、大人になっていくと増えるよなぁと考えてしまいます。

あと、誰かと同じ時間を過ごして「ここまでがこの人との付き合いで期限」ってわからないじゃないですか。

当たり前のように過ごしていた相手との時間が、いつの間にか過去の話になってしまった。

思い出の中では昨日のように感じられるのだけど、最後に会った日から気づけばもう何年(場合によっては何十年)も経ってしまった。

それって改めてすごいことだと思ったのです。

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