見出し画像

親の介護と自分の未来

今回お手紙を下さった方は、もうすぐ87歳のお母様と二人暮らしをされていて、ここ1~2年ほどは介護に明け暮れていたそうです。

お母様には認知症もあったそうなのですが、デイサービスに毎日通って頑張ってくれていたそうです。そして、これはご自身の申告なのですが、昨年に相談者さんの気の緩みから体調を崩されてしまったそうで、お母様の入院生活が続いているそう。これ、他の方にも言われていると思うのですが、どうか自分を責めすぎないようにして下さいね。「介護」とか「目を離してはいけない」という立場にいる人ほど、本当に孤立無援になりやすいですし、「私が○○をしてしまったから」という自責の感覚にどうしても陥りやすいです。

それで、コロナの状況だったこともあり、以前みたいにお母様が元気に家で生活をするのは無理かもなと内心思っている。でも、施設に預けると思うと涙が出てくるそうです。悔やみとかも色々とやってきて、どうすれば前向きな気持ちになられるのかというお話でした。

今回のお手紙から取り上げたいのが「親の介護と自分の未来」の話なのです。

去年の話になるのですが、同い年ぐらいの仲の良い友達がいて、その友達の親御さんが病気にかかってしまって、亡くなってしまいました。こちらもすごいショックで、「どう声を掛けてあげるのが良いのか」とずっと考えていました。もちろん、結果としては「何かの声は掛けられない」わけなのですが、「親の老後」とか、僕自身にとっても無視できない年齢に達しているからこそ、「他人事ではない」という感覚が常にあります。

それで、そのお友達とこの前に会った時に、親の話になって、「これはもう、親が私にこの世の終わり方について、身を持って教えてくれていると思ったから、それをちゃんと受け止めなければ」と感じたそうです。

ここから先は

1,288字

¥ 100

いつも温かいサポートありがとうございます。メッセージも読ませてもらっています。僕はこの場所が「近所の寄り合い所」みたいになってくれたらすごく嬉しくて。あなたの声が聞けて嬉しいです。これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。