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見せ方がうまい人が評価されてしまう

今回の相談は「どうしても悲しくて納得できないことがあり、お手紙を書きました」という書き始めがあり、思わず身構えて読んでしまいました。

この相談者の方は9個年上の先輩と同じ内容の仕事に取り組んだそうなのですが、その仕事が終わった時にその先輩だけ評価されて、この相談者は評価されなかったそうです。この「評価されなかった」という現象に対して相談者の方も分析されていて、先輩はいろいろな部署を経験しているし、コミュニケーションや仕事のやり方など及ばないところはあった。が、自分としても実務や実際の提案や作業や打ち合わせなど、色々な場所で私もたくさんやってきた。先輩が課題にしているけどまったく着手しなかったものに対してもまともに取り組んで結果も出してきたそうです。

この相談者の方の行動力はすごいのですが、いわゆる「自分達に評価を下した人」に対しても評価について尋ねたら、「積極性や自己育成能力が足りない」と返されてしまったそうです。こんなことを言われたら凹みますよね。この体験に対していまだに納得がいかず、非常につらいそうです。こういう時はどうしたら前に進めるのか、アドバイス頂けると嬉しいです、というお手紙でした。

今回のお手紙から取り上げたいのが「見せ方がうまい人が評価されてしまう」の話なのです。

まず、怒りと悲しみと不信感MAXのお手紙をありがとうございました。いや、なんかこの手紙を読んで色々なことを思い出したりしました。

ちょっと極端なことを言いますよ。

「クソ野郎やクソみたいな出来事に出会った時から、その人の本当の仕事術がスタートする」

と、僕は勝手に思っているんです。

色々と説明していきますね。まず、これは僕の個人的な性質かも知れないのですが、クソ野郎やクソみたいな出来事に出会うと燃えるんです。

・ある仕事の企画で、すごく頼み込まれてやったは良いものの、こちらへの相談なしに締め切りを決められた。途中、先方の重大ミスがありつつも、改善はされなかった。結果として休日をすべて返上してその仕事をやり遂げた

・友人や知人を巻き込んで「どうしてもお会いしたい」と頼まれてランチに行ったら、こちらに対する興味は全然なく、自分の交友関係を自慢されて、「うちで出版をすれば有名になれる」と言われた

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