すべての時間は、“あの頃の時間”になっていく
大人になった今、毎回地元の駅に帰る度に、胸がギューッと締め付けられてしまう駅前の牛丼屋さんがあるのです。
もうずっと昔の話になるのですが、学校を卒業して、占いの勉強をしながら、深夜のファミリーレストランでアルバイトをする生活を送っていた頃に、バイト先にいる年下の大学生の子と一緒に、その駅前の牛丼屋さんによく行っていました。
当時、30歳近くの年齢になっていた僕のことを、そのバイト先の大学生は不思議にも慕ってくれていたようで(多分)、深夜までバイト先の控え室で話した後、もう