大スランプの後に、栄光をつかみ、燃え尽きてしまった
今回の相談者の方は、「人は栄光を手にした後、どのように生きていくといいのか」について聞いてみたいそうなのです。
この相談者の方は、何かの作品づくりをされている方みたいなのです。どのような分野で、どのような作品を作られているのかはお手紙には書いていなかったのですが、大スランプの後に決死の覚悟を抱いて作った作品が、ありがたいことに、世間からとても高い評価を頂いたそうです。すごいですね!おめでとうございます。
しかし、「頂上に到達し、その景色を見てしまった」ような気持ちになってしまい、そこから趣味と仕事にあまり力が入らず、何をしたらいいのかとぼんやり過ごす日々なのだそう。
良い意味で抱いていた気迫みたいなものが、成仏してしまった感覚があるそうで、お手紙の最後には、「仕事にも響くので、モチベーションが続かない今の現状にどうしたものかと考えています」と綴られていました。
さて、今回のお手紙から取り上げたいのが「大スランプの後に、栄光をつかみ、燃え尽きてしまった」の話なのです。
まず、今回のお手紙について、相談者さんのように「大スランプ後に、決死の覚悟で作った作品が評価される」みたいな経験を持つ人って、世の中にたくさんいる方ではないと思うのですが、思った以上に人は、色々な「燃え尽き」に出合っていくことが多かったりしますよね。
それで、僕はこのような「今までの自分の気迫や追い求めていたものが成仏した後に、どのようなことをして、復活していったり、新しい自分のやる気を作り出していくのか」についての方法論は、もちろん大切だと考えているのです。
その方法論についてのアドバイスもしていきたいのですが、このお手紙を頂いて、ふと思ったのが、やはり、「運の風向き」についての話なのです。
これは、占い師としての実感でもあるし、自分の人生を振り返っての実感でもあるのですが、僕は、いわゆる、「運の力は無限にある」と考えている人間です。
ほら、よく「ここで宝くじが当たってしまって、一生分の運を使い果たしてしまったよ!」みたいな、そういうことが冗談でも言われたりするじゃないですか。
でも、僕は、宝くじが当たったぐらいでびくともしないのが運の力だと思っているのです。高額の宝くじが当たって、「真面目に働く気持ちがなくなってしまった。欲しいものをいっぱい買って、これからのモチベーションがなくなってしまった」みたいな、そのような心境や状態の変化は起きてしまう可能性があるかも知れませんが、それはやはり、「運の力」とは別問題であると考えています。
この考えについて、もう少し詳しくお伝えさせてください。
僕の中には、
「運は無尽蔵にある。でも、その運を受け取っていく人間の力は有限であるし、また、運には風の強さや、吹いている風向きがある」
みたいな感覚があるのです。
いつも温かいサポートありがとうございます。メッセージも読ませてもらっています。僕はこの場所が「近所の寄り合い所」みたいになってくれたらすごく嬉しくて。あなたの声が聞けて嬉しいです。これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。