「好き」と「情」と「執着」の違い
今回のお手紙は、「『情や執着』と『好き』の違いって何ですか?」という一文から始まっておりました。
この相談者の方は、今の恋人との関係性に停滞感を覚えてしまっているようなのですが、離れるという結論には毎回至らないそうです。なるほど。「離れる」ということは、いわゆる「別れる」ということですかね。
さらに、お手紙には「よく、情や執着と好意は違うとか、分けて考えなければいけないと世間では言われたりもしますが、それらの感情は複雑に絡まり合っているようにも思います」と書かれていました。確かに、そういう「情」とか「執着」や「好意」って、複雑に絡み合って、シンプルに答えを出していくのが難しかったりもしますよね。
これらの感情について、「しいたけ.さんの考える違いを教えてください!」とのことでした。
それでは、今回のお手紙から取り上げたいのが「『好き』と『情』と『執着』の違い」についてなのです。
まず、昔やっていた占いの個人鑑定でも、「今、付き合っている相手に対して好きかどうかわからなくなってしまった。どちらかというと、情で付き合っている。別れることは難しい」など、そのような相談は本当に多かったです。
不思議と、「もう好きかどうかわからないけど、情が残っている」とおっしゃるのは女性の方が多く、男性の方からは、そのような台詞はあんまり聞いたことがなかったのです。
男性の場合は、付き合っている人との間で、「自分の居場所がなくなってしまったように感じる(=あんまりもう、相手から必要とされていなくなった気がする)」とか、あとは、「他に好きな人ができた」、「ひとりになりたい」みたいな台詞が多かった。
それで、今回の相談の「好き」と「情」の違いとか、あと、「執着」も含めて、僕は「その原料は同じ」だと考えているのです。
いつも温かいサポートありがとうございます。メッセージも読ませてもらっています。僕はこの場所が「近所の寄り合い所」みたいになってくれたらすごく嬉しくて。あなたの声が聞けて嬉しいです。これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。