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会話の締め方がわからない

今回の相談者の方は、雑談が苦手なのだそうです。

それで、特に苦手なのが、会話の締めをどうするかなのだそうです。

道端でばったり会った時の何気ない会話や、宴席で隣になった、そんなに仲良くない人との会話など。何も話さないわけにもいかないけど、会話をどこで終わらせたらいいのかわからず、変な雰囲気になって沈黙となるのが恐怖に感じるそう。

それが原因で、人に対してなかなかこちらから話しかけることができないこともあるようで、「会話の終わらせ方でアドバイスあれば、お願いします!」とのことでした。

それでは、今回のお手紙から取り上げたいのが「会話の締め方がわからない」の話なのです。

この方のお手紙を拝読して少しだけ意外に感じたのが、会話の「締め方」がわからないという点だったことなのです。

ほら、通常、このような「雑談や会話が苦手なんです系」のお悩みって、「もう本当、雑談って、目の前にいる人に何を話したら良いのかわからない」みたいな、会話の最中や、会話が始まる前の「沈黙のいたたまれなさ」がメインのお悩みになりがちじゃないですか。

でも、この方は「会話の締め方がわからない」ということで、おそらく、ある程度自分から切り出して、お話しすることはできるタイプなのですかね。

この「会話の締め方がわからない」の相談については、後ほどちゃんと触れていきたいのですが、正直、僕自身も、会話や雑談を苦手にしているところがあるのです。

たとえば、「仕事をしていく中で発生する雑談」は全然大丈夫なのですよ。

というのは、仕事って、目的が決まっているじゃないですか。「今週の火曜日は、このプロジェクトの、このテーマについて話し合わなければいけない」みたいなことがあって、それについて「まとめる」、「意見を出す」、「その合間で雑談をする」など、そういうことについては問題なくできます。

でも、仕事から離れた時の雑談とか会話って、「なんでもあり」のルールじゃないですか。

「何時までに、どこを目指せば良い」と目的地が示されているのが仕事で、「時間も決まっていなく、どこに向かっていっても良い」とされるのが、雑談というイメージがあります。

そんな、雑談について、

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